交感神経と副交感神経
交感神経は闘争の神経で、活力を高める。 交感神経は副腎という腎臓の上にある小さな内分泌器官と刺激してアドレナリンという ホルモンの分泌を促し
、一段と活動を高め、闘争への適応態勢を整える。
逆に、副交感神経が優位にはたらくと、攻撃的な活動は抑制され、支配する臓器や腺の活動は沈静化する。 心拍数や心拍出量は減少し、心臓や骨格筋の血管は収縮する一方、胃腸では消化器系の活動が活発となる。
☆自律神経系支配の効果
部位 | 交感神経 | 副交感神経 |
心臓(心筋) | 収縮力増加 | 抑制 |
心臓(ペースメーカー) | 心拍数増加 | 減少 |
血管(消化器、皮膚) | 収縮力増加 | 拡張 |
血管(心臓、骨格筋) | 拡張 | 収縮 |
唾液 | 濃厚、少量 | 希薄、多量 |
消化管 | 機能抑制 | 機能亢進 |
子宮 | 収縮 | 弛緩 |
瞳孔 | 散大 | 縮小 |
気管支 | 拡張 | 収縮 |
立毛筋 | 収縮 | -------- |
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自律神経系支配の効果についてはよく出ます。
この表の赤文字のところは最低限しっかり頭に入れておきましょう。
☆交感神経・・・闘争の神経、活性化
副交感神経・・・リラックス、沈静化
です。