日本髪
江戸時代の女性の髪型。一説によると、江戸時代全体で300種類以上にものぼるといわれている。
これらの髪型を整理すると、代表的なものは、兵庫髷、島田髷、勝山髷、笄髷に分類される。
日本髪の発生は、古代の垂髪にその起源を求めることができるが、 現代の日本髪の最初の型とされるのは、寛永年間に現れたといわれる兵庫髷である。
日本髪は、前髪、左右の鬢、髱、髷の5つの部分からなる。
美容師国家試験対策:
日本髪の分類(兵庫髷、島田髷、勝山髷、笄髷)と各部の名称(前髪、左右の鬢、髱、髷)は覚えておきましょう。よく出ます。
上の各部の名称についてはこの図ごと覚えましょう。
女性の日本髪の形成過程をみると、大きくは、江戸時代前期の鬢を引きつめ髱が後ろに出た時期と、江戸時代中期以降の鬢が横に張り出て髱が上がり、襟足が露出して襟足の美が強調される時期、 江戸時代後期の鬢、髱のふくらみが調和のとれた時期とに分けられます。
参考:Le Dico Blog 美容師国家試験対策
『パーマ〜パーマネントウェーブ技術1(美容技術理論)』