漢字のはじまりと殷(イン)王朝
殷(紀元前17世紀頃 - 紀元前1046年)は、中国大陸にあった王朝。
考古学的に実在が確認されている中国大陸最古の王朝です。
漢字は、今から3300年前(約紀元前1300年)の中国、「殷王朝」によって発明された甲骨文字から生まれました。
その漢字は、今とは全く異なる使い方をされていました。
「殷」では、穀物の豊穣を願う雨乞いから祭や戦の時期まで、あらゆることを文字を刻んだ亀の甲羅や獣の骨のヒビ割れで占いました。
これを卜占といい、何を卜占したかその結果を刻したものが象形文字を起源とする「甲骨文字」です。
これは民衆のものではなく、貴族が神との交信を記録した神聖な文字でした。
漢字は神との対話のために生まれたのです。
今、私たちがあたりまえに書いている漢字も平仮名、片仮名などの文字も、そのはじまりは神様との対話の道具だったと思うと、神秘ですね〜🌟
長い年月を経て、自分の日常にこうして残っているなんて、とてもありがたい気がします。
ルーツを知るとそれにまつわるいろいろなものをもっと大切にできる気がしますね☺️