白色顔料と体質顔料

見た目は同じ白い顔料でも、皮膚への付着力がよく隠ぺい力が大きく、皮膚面において不透明で白さを発揮するのが白色顔料で、その代表的なものが酸化チタンである。
これに対して、見た目は白くても、皮膚へ塗布した場合、透明または半透明で、隠ぺい力が劣るものを体質顔料と称する。その代表的なものがタルクやマイカであり、メイクアップ用香粧品の有色顔料や白色顔料を薄める基剤として用いられる。また、カオリンはタルクほど透明感はないが、タルクと同様に基剤として用いられる。