際化粧(キワケショウ)

江戸時代には、前髪を結い上げて額を露出すると額の生え際の美が、髱タボを上げて襟足が見えると襟足の美が求められた。
額の際化粧は、生え際に白粉を掃き混んだり、余分な髪の毛を抜いたり、際墨キワズミを置いて(墨を生え際に塗って)形を変える化粧であった。